竹ちゃんの世間に対するアレコレ

「当たり前の毎日に新しい視点を。新しい表現を」をテーマに、あまのじゃく大学生が日々の生活を新しい視点からシニカルに文字にしていこうと思います。 お付き合いいただけると幸いです。

映画「ファウンダー バーガー帝国のヒミツ」を一足先にみてきた!

 

こんにちは

最近、NewsPicksでイイね稼ぎが趣味となりつつある竹原です。

イイねもらったから何だって話なんですけどね。

 

そんな訳で、今回も大好きなNewsPicksにちなんだものになります。

というのも、実は昨日、竹原は

 

 

 

 

生まれて初めて!!

 

 

 

 

試写会に行ってきたんです!!!

それも公開前の映画の!!

 

 

ちなみにこれ!

www.youtube.com
thefounder.jp

 

 

アカデミア会員向けの試写会の募集があったため、どんな映画なのかを気にせずに応募したのですが

 

な、何と

 

あの有名なマクドナルドについての話じゃないですか!!

やばいですよね、テンション上がりますよね

 

ということでみてきました。

 

ということで今回のブログはこの映画についての記事になります。

ネタバレ満載なのでお気をつけください!!!

 

 

ではいってみよう!!

 

 

映画「ファウンダー バーガー帝国の秘密」を一足先にみてきた!

正直にいうと、こんな複雑な気分になった映画は初めてです。

内容的には乗っ取り劇であるため、私の大好きな「ソーシャルネットワーク」と似ていると語られることが多いのですがこの映画は主人公を良くも悪くも両側面から描いているため、少し考えさせられるような内容になっています。

 

 

話は、うだつの上がらないミキサーの販売員をしていた主人公がある店からの6台ものオーダーを受けるところから始まります。

 

映画の舞台は1950年代なのですが

その時代ではまだ現代のようなファーストフード像は確立されておらずハンバーガー屋であっても、ウエイトレスが車までオーダーを取りに来て、客を平気で数十分待たせるといって状態でした。

 

そんな中で、シェイクを作るためのミキサーは売れるはずがない、ましてや、主人公が売っているのは5つ同時に作れるミキサーなのでなおさら。

 

一体、どんなお店が一度に6台ものミキサーを買うというのだということで実際にお店をみに行きます。

 

すると、目に前にあったのは

車に客がいて、ウエイトレスがオーダーを取りに行くという光景ではなく、客がカウンターに向けて列をなしている姿でした。

 

そこに、今もマクドナルドの最大の価値となる

ファーストフードとしての徹底的な効率化があったのです。

 

 

テニスコートに店の間取りを描き徹底した効率化

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その、効率化を測るための取り組みとして描かれているのがテニスコートに仮想のお店の間取り描き、実際に店員を配置し作業をさせるというもの。

 

どの動線が一番効率的なのか、30秒で提供できるのかというのを6時間も繰り返したようです。

ここでの、徹底した効率化に対する取り組みがなければ、こんなに早く提供される料理を売るシステムは吉野家以外にはなかったでしょう。

潜在ニーズを読む力が凄まじいですね、そしてそれを他者が真似できないレベルでしてしまう徹底ぶりもすごい。

実際、マック以上に早いハンバーガー屋さんはないもんね。

 

 

金鉱を作れるツルハシ屋さん

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物語の内容は、華麗なる乗っ取り劇ということで、結果的には、創業者の思いも虚しくマクドナルドというブランドは主人公のものとなる訳ですが

 

ここで主人公がとった作戦がとても面白い。

 

実際にビジネス書などでどうかかれているのかはわかりませんが、私はこれを「金鉱を作れるツルハシ屋さん」だと表現します。

よく、ゴールドラッシュの時に一番賢い稼ぎ方をしたのは、金鉱を掘りにいった人ではなくツルハシを売った人だと言うじゃないですか、それの進化版です。

 

というのも、

主人公はここでう金鉱がある場所をマクドナルドという絶対的なブランドを有しているため

自分の思うがままに作ることができるのです。

 

マクドナルドが出店すれば儲かるのはわかっている。しかしながら、実際に働くのは自分ではないので利益はあんまりでない

そこで、今度は金鉱を掘るためのツルハシを売ることにするのです。

そう、それがここでいうマクドナルドが出店する土地です。

 

売れるとわかってる場所にお店を作り、そこのオーナーを募りオーナーに対してお店をリースするのです。

 

毎月、決まった額が入ってくるため無敵の戦略。

まさに「金鉱を作れるツルハシ屋さんなのです。」

とてもうまい戦略です。

 

 

こうして、資金をため、権力を我がものとしながら、最終的にはマクドナルドの乗っ取りに成功する訳ですが

 

 

この映画をみていると

主人公のことを信じることができなくなってきます。

一体、どこまでが本心なのだろうと、

そして、同時に優秀な経営者というものは

ここまで非道になるべきなのだろうかと

 

 

この映画の全てを凝縮したシーンが

ラスト付近の、主人公と創業者兄弟の弟がトイレで話すシーンです。

 

あえてここでは伏せますが

全ての伏線が回収され、あぁとなることでしょう。

 

是非とも劇場でみてみてください。

 

 

まとめ

私たちの生活を支えているといっても過言でもないマクドナルドの

知っていても知らなくてもきっと変わらないであろう歴史ではあるが

その歴史の裏で何が起こったのか、そしてその時代に取り残された創業者兄弟。

こだわりとビジネスの違い。

 

様々な部分で考えさせる要素の多い映画となっています。

 

きっと見て損はしない名作なんじゃないのかなと思います。

そして、ハンバーガーを食べる時は、創業者兄弟のことを思い出して見てください。

ちなみに、今日の僕の朝食は朝マックです。(乗っ取り後だから関係ない)

 

 

 

最後に、この映画では

主人公は「私の成功は根気によるものだ」と発言していますが

あまり、ここでいう根気というものの意味がわからない竹原でした。

根気というより執着のような気がしてます。

 

 

 

ではでは!