竹ちゃんの世間に対するアレコレ

「当たり前の毎日に新しい視点を。新しい表現を」をテーマに、あまのじゃく大学生が日々の生活を新しい視点からシニカルに文字にしていこうと思います。 お付き合いいただけると幸いです。

悟り世代こそ読むべきこれからの時代の生き方指南書「40歳が社長になる日」

こんにちは、今回は読書録ってやつです。

 

 

40歳が社長になる日

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まず、このタイトルをパッとみて
「あ、私には関係ないや」

と思った人には是非ともこの本を手に取り、しっかりと読み込んでもらいたい。きっとこの本はそういう人こそ考えるべき事を示してくれる本だと思います。

 

 

そして、私のこの本を読んでの率直な感想は
タイトルがなぁ、、、というもの

 

この本がNewsPicksアカデミアのアカデミア本として、家に郵送されてこなければきっと書店で見たとしても、いつもごとくパラパラと開くだけで、しっかりと読むことはなかったであろう。

そんなタイトル。(純粋に私の読解力が低いだけなのかもしれないが)

でも、私は改めて声を大にしていいたい
まだ、40歳じゃない、社長になる気もない、そんな自分を想像すらできない人にこそ読んで欲しい。そして、自分は現在就活を終え悠々自適な生活を送る大学四年生だが、もう一年早くこの本を手にとっていたら何かが変わっていたのかもしれない、大学入学時に読んでいたらと、ついタラレバをいってしまいたくなるような本である。

 

というわけで今回は、岡島悦子さんの「40歳が社長になる日」を紹介します!

 

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個と破壊的イノベーション

前置きが長くなったのでさっそく
本の内容に触れると、この本は決して未来は明るいよと告げてくれるものではない。
むしろ、これからの時代を生きる私たちに、時代は戦争へと進みつつあると告げている。
(ここでいう戦争はあくまでも社会人として生きていく上で生じる争いが激化するという意味)

そして、そんな時代では
私たちは自分自身を表す名刺が一枚では足りなくなる。自分の価値を表すものが会社のロゴの入った名刺から、自らのスキルを切り売りするためのスキルセットへと変わるのである。

就活をしていると、よくこのような言葉をきく。
「私の個性を活かせる仕事をしたい」

正直、「そんな都合のいい仕事なんてないよ。」と言いたくなるところだが、どうもそういう仕事ができる日もそう遠くはないようだ。

それは
人の仕事が破壊的イノベーションを起こすものへと変わるからである。

破壊的イノベーションとは
従来の当たり前を覆すもので、文字通りの破壊である。

そのために私たちに必要とされるのは
これまでの型にはまった答えではなく
一発のクリティカルヒットなのである。(もちろん連発した方がいいには違いない)

では、破壊的イノベーションを起こせる人材、私たちが目指すべき人材とはどういう人材なのか、この本では述べてある。

 

キャリタグ×キャリタグから生まれる競合優位性

その人材とはキャリタグ(専門性)を多く持っていて、そのキャリタグを掛け合わせることができる人材である。


イノベーションの源泉は掛け合わせだという話はよくきく話だろうが、これは純粋に掛け合わせればイノベーションが起きよということではなく、私たち自身も掛け合わせができる専門性を有する必要があるということなのである。

 

自分の現時点でのキャリタグを見つめてみる

これを聞いて就活生などはどう思うのだろうか、少なくとも私は就活の際には専門性を何か身につけて競合優位性のある人材にならなければと思いエンジニアを志望したわけだが、これからの時代ではこれだけでは足りないのである。

改めて自分のキャリタグを見つめなおしてみる

そこで、改めてどのように私が競合優位性を出していくのかを考えてみる。
まず、自分の強み(専門性)となる部分を書き出していく、
SEO関連の知識
WEBのディレクション
エンジニアリング
ダイエットの知識(30kgのダイエット成功)
様々なTIPSを知ってる

あれれ、、、
はじめの三つはプロと比べると
あくまでもセミプロレベルだし、、、。

ダイエットのノウハウだって
健康を害す可能性を否定できないわけで、、、。

様々なTIPSって、、、苦し紛れ。

 

と、なると私自身にはなんの専門性もなくなんの競合優位性もないわけです。
私の名刺には、純粋な所属である大学名しか乗らないわけです。


このままでは、まずこれからの時代で生きていけないわけですね。し、死ぬ、、、。って奴です。


つまり、私はとりあえず何かしらの専門性を身につける必要があるわけです、それもプロとして名刺でかけるレベルでの。
そして、今度は次に名刺をまた探して自分のものとしないといけないわけです。

辛いけど、勝ち残ればとても楽しく
そして、自分の個性を活かしていける世の中に変わりつつあるのです。

 

場数をすでにライバルは踏んでいる


そして、そんな中で大切なのが

ただの座学だけではなく

実際に場数を多く踏む必要があるということ。

学生でいう、長期インターンでの圧倒的成長ってやつです。


それを示すように、この本では次期社長候補は早々とピックアップされて、多く場数を踏ませるというような取り組みがなされつつあるようです。

そう、私たちがピックアップされてないなら気がついてないだけで、もう門は開いてるわけです。
もう、恐怖しかない。無知とは怖いものです。


しかし、ピックアップされていないからといって諦めるのではそれまでです。大切なことは場数を踏み、そしてキャリタグをつけること。

それができればピックアップされるかもしれない。少なくとも以前よりは競合優位性が高い存在になれているはずです。

 

まとめ

ダラダラと書いてしまいましたが、まとめるとチームプレイという都合の良い言葉だ個を軽視する時代は終わりつつありますと。

これからの時代はカリスマ型のリーダーよりも上手に仕事をふることができるリーダー、キャリタグの掛け算ができるリーダーが必要になってきていて、それに伴い、当然働く人にも個性というか他とは違うスキルが求められるというわけです。

 

私たちの世代は悟り世代だとか、言われて就活も安定志向だけど、この本を読んでいるとこの悟り世代の傾向はミスリードなのかなと思います。何も悟ってない。 

 

悟って賢いフリをしてるくらいなら

現場でがむしゃらに働け。

 

そして、キャリタグを沢山作って

個性の活かせる楽しい仕事をやりなさい。

 

そう言われてる気がしました。

 

この他にも、多くのメッセージがこの本には籠められているので、ぜひ読んでみてください!

以上!!

 

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先月の「人生の勝算」といい、今回の「40歳が社長になる日」といい、また人にプレゼントしたくなる本が増えちゃいました。

来月も期待です!!