鬼速PDCAを鬼即アウトプット。
こんにちは
91日目です。
商業施設の店舗改装、撤退から季節の移り変わりを感じた竹原です。
春は別れと出会いの季節。よく言ったものです。
そんな竹原はついに鬼速PDCAを読み終えました。
そんなわけで、数日前も記事にしましたが簡単に解説していきます。
ちなみに前回のはこれ
鬼速PDCAを鬼即アウトプット
鬼速PDCAとは、従来のPDCAサイクルをより早く回し、そして一個人の目的達成レベルにまで落としたやり方をまとめている本です。
前回はPDCAサイクルにとって最も大切な部分は
Pの計画部分であり、この段階でいかに要素分解をしていくのか
そして、いかに具体的な数字、表現を取り込むかについてまとめました。
鬼速PDCAをまだ90ページしか読んでないけど記事にしてみる - 竹ちゃんの世間に対するアレコレ
今回はPより先のD( Do )、C( Check )、 A( Adjust )の部分をまとめていこうと思います。
では、はりきっていってみよ〜。
Do -行動-
PDCAで一番大切にしないといけないのは、前回お話した通り、Pの計画の部分ですが、いくら計画したところで、行動のない計画はなんの価値も有しません。PDCAサイクルは、いかに早い速度でトライして、失敗して、またトライするのかが大切なため、この行動の仕方も工夫しなければなりません。
計画においても、要素を因数分解しましたが、このDoの段階でもまた要素分解します。
例えば、P(計画)の段階で、Pを「学内で交換留学の資格を勝ち取る」という目標をたてたとします。そして、その目標のために実現するべき課題をDoとして「TOEICの点数を上げる」と設定するとします。
すると、このDoを達成するためには「リスニングの勉強をする」「リーディングの勉強をする」などという要素が出てきます。これをこの本ではTODOと呼び、DOと区別します。
つまり、Pで出した目標を因数分解することにより、Doが出てきて、それをまた因数分解することによりTODOが出てくる。この作業が大切なのです。
TODOが明確でないと、目標達成のために行動に移したとしても、具体的にやればいいことがわからないという事態に陥ります。
そして、実行した行動をチェックする際にも、Doでは基準が曖昧である、またすぐには結果が出ないものであるため、判断のしようがなく、PDCAサイクルが長くなってしまいます。
そのため、このDoからTODOへとする段階においても数値化ないし具体化することが大切です。
「リスニングの勉強をする」というものを「会話文を3本分リスニングする」「会話で使われる表現を10個覚える」などなど、このように、できるだけ詳しく設定していくことが大切です。
Check -検証-
Doの段階で、TODOを洗い出し、そして実行できたら、次はそれを検証するステップです。このステップには二つの失敗があります。一つが「検証をしないやりっぱなしパターン」そしてもう一つが、検証の大切さはわかっているものの、そもそもPDCAのサイクルが回っていない「とりあえずやる会議が大好きパターン」です。
これでは、もちろん意味がありません。しっかりと行動を検証するCheckでないといけません。
そこで、この本では検証における検証を対象を三つ設けている
KGI :ゴールの達成率 (Pの達成率)
KPI :サブゴールの達成率 (Doの達成率)
KDI :行動計画の達成率 (TODOの達成率)
この三つが達成できているのかを検証段階では検証していきます。
この時、大切なのが、達成率を割合で出すこと。
ここで、◯や✖️などで簡単にしてしまうと課題が浮かび上がりにくくなります。
そして、この検証段階で、それぞれの要素を検証していくのですが
おそらく、KPIが達成できていない場面があると思います。
その原因としては
・行動が伴っていない(行動できていない)
・行動不足
・想定外の課題の出現
・仮説の因果関係が間違っている
などが挙げられます。
仮説の因果関係においては、
それぞれのPとDoの間の関係、DoとTODOとの関係、PとTODOとの関係に問題がある可能性があるということです。例えば、「サッカー選手になる」というPに対し、Doが「サッカーの知識をつける」と設定し、それに対してのTODOが「毎日、ウイニングイレブンをやる」みたいに、サッカー選手になるという目標と、行動がうまくリンクしていません。確かに、ゲームで学ぶこともあるけど、これは毎日取り組むほど、優先順位が高いものなのか?ということです。つまり、DoにおいてのTODO設定でのミスです。
検証において、課題の達成を見ることも重要ですが
それと同時になぜできなかったのかという要因も知ることも大切です。
つまり、できないならできなかった原因を見つけないといけない。それがPDCAです。
そこにおいて大切なのがWhy?の質問。
そして、多くのKDI(行動計画の達成率)の未達成の理由は時間であることから、この検証においては、まず「時間をかけたのか?」という問いから始めると良い。
そいて、問いにおいて「時間をかけた」と答えたならば、「なぜ、時間をかけたのに達成できなかったのか?」と問い、そこで挙げられる「目標が高すぎた。」などどいう問題点に対して、それぞれまた「なぜ?」を問う。こうすることにより、具体的に何が問題なのかが明確になる。
よく言いますよね。「なぜを5回繰り返せば大体の原因はわかる」って
これは、「時間不足」と答えた際も同じで、「なぜ時間をかけなかったのか?」そして、なぜそのような事態になってしまったのかを明確にしていくことができます。
ここで、成功・失敗における具体的な原因がわかったらC(検証)の成功だと言えます。
おめでとう!!後は調整( Adjust )だけだ!!
Adjust -調整-
いよいよ最後のAdjustです。
普通はActionなのですが、筆者はより本意に近いという理由でAdjustを採用しているとのこと。何事も受け売りではなく、自分仕様にする姿勢。素晴らしいです。
ここにおいては、先ほどの検証( Check )で突き止めた原因をもとに解決策を考えていきます。とにかく紙に書き出していきましょう。
そうして、考えた解決策に対して、次は優先順位をつけていきます。ここで大切なのが、いかに影響が大きいか、そして短時間で結果が出せるかの二つ。そこを意識して、書き出した解決策を優先順位をつけ、何を実行するのか決めていきます。そして、それを計画(Plan)に落とし込めるように、次につなげます。
このように、調整( Adjust )において最も大切なことは
とにかく計画( Plan )につなげるということです。
そして、PDCAを高速で回す。それが鬼速PDCAであります。
まとめ・感想
いかがでしたでしょうか?
すごくざっくりとした説明でしたが
結局のところ
「すべての要素をもっと深ぼれ!!」
「そして、素早く行動しろ!!言い訳するな!!」
ってことだと思います。
ほんと忙しいですね。
しかも課題の深堀とか苦痛でしかない。
失敗の原因ってなかなか見たくないものじゃないですか。
それを具体化とか。つらすぎ。
そこに至るまでの、精神的苦痛。
自分と向き合うって大変です。
でも、自分を知らないと成長ってなかなかできないんだなと思いました。
いつまでたっても、自己分析とは切っても切れない関係のようです。
あーあ。
また、この本には
この鬼速PDCAを実行するための助けとなる
ツールが付録として、ついているため
とりあえず、買っていいと思います。
いかに学んだところで
行動に移さないと意味がない。まさにDoです。
それを手助けするツールがあるというのは心強い。
まだ、竹原は使っていませんが、早速今日から活用していこうと思います。